フランス
ジャン・ベロー
Jean Béraud
1849 – 1935
ベル・エポック期のパリを克明に記録し、「近代生活の画家」として名声を博したフランスの画家。
最初は法律家を目指していたが、後に本来の天職である芸術の道へと進んだ。
伝統的なアカデミズムの訓練を受けながらも、印象派に通じる素早い筆致を取り入れ、両者を融合させた独自の画風を築き上げた。
同世代の印象派の画家たちが自然の光を求めて郊外へ赴く中、彼は一貫して都市に留まることを選択した。大改造によって生まれ変わったパリの華やかな大通りや劇場、カフェを行き交う洗練された人々、そしてあてもなく街を歩く「遊歩者(フラヌール)」の姿を鮮やかに描き出している。
街の人々の飾らない日常を誰にも気づかれずに観察・スケッチするため、馬車を「移動式のアトリエ」に改造して街中を駆け回りながら制作を行ったというユニークなエピソードでも知られている。
Works 作品
