フランス

ギュスターヴ・カイユボット

1848 – 1894

19世紀後半に活躍したフランスの印象派画家であり、同時代の芸術家たちを経済的に支援した重要なパトロン兼コレクター。

パリの裕福なブルジョワ家庭に生まれ、造船技師や切手収集家など多彩な顔を持つ人物でもあった。アカデミックな遠近法や高度な写実的描写に、写真レンズを通したような広角的な視点や大胆なトリミングを融合させる斬新な作風が特徴。

近代的な都市計画によって生まれ変わるパリの街並みや、そこに生きるブルジョワジーの日常、さらには肉体労働者の姿などを、独自の冷徹かつ詩的なまなざしで切り取った。

生前および死後長らくはパトロンとしての功績が強調されがちであったが、1970年代以降にアメリカでの回顧展などを機に画家としての再評価が大きく進み、現在では印象派を語る上で欠かせない中心的な存在として高く評価されている。

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