フランス

アルベール・マルケ

1875 – 1947

フォーヴィスム(野獣派)の運動に加わりながらも、独自の穏やかな画風を確立したフランスの画家。

アンリ・マティスやラウル・デュフィらと親交を深め、共に制作を行った。生涯を通じて水辺の景色をこよなく愛し、パリのセーヌ川やヨーロッパ、北アフリカの港町などを好んで題材とした。アトリエやホテルの高い窓から街や水面を見下ろす、俯瞰的な構図を多用したことでも知られる。

原色を多用した他のフォーヴの画家たちとは一線を画し、灰色を基調とした繊細で調和の取れた色調によって、光や大気の移ろいを詩情豊かに表現した。

「時間の止まった画家」や「橋と水の画家」とも称され、静謐で飾らない日常の美しさを描き出し続けた。

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