イタリア
フランチェスコ・アイエツ
1791 – 1882
19世紀のイタリアにおいて、同国のロマン主義美術を牽引した代表的な画家。のちにミラノのブレラ美術学校の校長も務めた。
中世の歴史的エピソードや文学作品(シェイクスピアなど)を題材にしつつ、そこにイタリア統一運動(リソルジメント)への愛国心や、時代が抱える政治的な暗喩を重ね合わせたロマンティックな作品を数多く制作した。
極めて精緻な写実描写と、彼の故郷であるヴェネツィア派の伝統を受け継ぐ美しい色彩感覚に定評がある。
物語における劇的で感傷的な「その瞬間」を洗練された構成で切り取る手腕に優れ、当時の知識人から一般大衆まで幅広く愛された。
代表作に《接吻(Il Bacio)》《ロミオとジュリエット》《瞑想》《アレッサンドロ・マンゾーニの肖像》など。
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