アメリカ
ジョン・シンガー・サージェント
1856 – 1925
アメリカ人の両親のもとイタリアで生を受け、パリで若年期を過ごしたのちロンドンを拠点に活躍した画家。
19世紀末から20世紀初頭にかけて、国際的な上流社会を顧客に抱える肖像画家として圧倒的な人気を誇った。
洗練された優雅な雰囲気と、厚塗りを生かした躍動感あふれる華麗な筆さばきが最大の持ち味である。
一方で1907年頃からは商業的な肖像画の制作から退き、親交のあった芸術家や友人たちとヨーロッパ各地を旅するようになる。
後半生はそうした旅先での外光派(プレネール)の手法を用いた風景画や水彩画に情熱を注ぎ、自然の光の移ろいやその場の空気感を鮮やかに捉えた、より自由で実験的な作品を数多く残した。



