チェコ
アルフォンス・ミュシャ
Alphonse Mucha
1860 – 1939
チェコの南モラヴィア地方出身で、アール・ヌーヴォー様式を代表する世界的芸術家。
1894年、パリにおいて女優サラ・ベルナールの舞台ポスター『ジスモンダ』を手がけたことで一躍脚光を浴びた。
星や自然を擬人化した優美な女性像、しなやかに流れる髪、そして繊細な植物のモチーフなどを組み合わせた緻密で装飾性の高い画面構成が大きな特徴である。
卓越したデッサン力と調和のとれた美しい色彩感覚に裏打ちされたその作風は、ポスターやリトグラフといったグラフィックアートの枠を超え、宝飾品や家具、彫刻などの立体分野でも高く評価された。
晩年は祖国への深い愛情と情熱から、スラブ民族の歴史を描いた超大作『スラブ叙事詩』シリーズの制作に心血を注いだ。

