スウェーデン

アンデシュ・ソーン

Anders Zorn

1860 – 1920

スウェーデンを代表する画家、版画家、彫刻家。初期は水彩画家として才能を開花させ、のちに油彩画へと表現の幅を広げて国際的な名声を獲得した。故郷であるダーラナ地方モーラの伝統的な農村文化や人々の日常を愛情深く描いた作品群で知られる。また、水面を揺らぐ光の反射や大気の移ろいを捉える印象派的なアプローチを得意とし、自然の風景の中に健康的な北欧の女性を配した、生命力あふれる裸婦画でも独自のスタイルを確立した。

エッチング(銅版画)の分野でも卓越した技術を持ち、生前はその作品がレンブラント以上の高値で取引されたという逸話が残るほど高く評価された。肖像画家としても非常に人気があり、何度もアメリカへ渡って、クリーブランドやタフト、ルーズベルトといった3人の歴代米国大統領や、当時の上流階級の人々の肖像画を多数手がけた。その一方で、光と影のドラマチックな対比を用いて、華やかなパリの社交界や舞踏会の情景を切り取ったジャンル画(『ワルツ』など)も残しており、多彩なテーマにおいて傑出した才能を発揮した。

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