フランス
ジェームズ・ティソ
1836 – 1902
19世紀後半にフランスとイギリスの両国で活躍した画家。
初期はパリで成功を収めていたが、普仏戦争とそれに続くパリ・コミューンの動乱を逃れ、1871年にロンドンへ移住した経験を持つ。
ヴィクトリア朝のイギリスにおいて、流行の最先端をゆく衣装や、上流階級の華やかな社交界の様子を緻密に描き出し、新興の産業資本家たちから絶大な人気を集めた。
ドガなどの印象派画家と親交を結びながらも独自の写実的なスタイルを貫き、人物の複雑な関係性や物語性を暗示するような風俗画を多数残している。
晩年は最愛の恋人の死を機にパリへ戻り、中東への現地取材に基づいた『キリストの生涯』などの大規模な宗教画シリーズを手掛け、画家として新たな境地を開いた。

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