Le baiser(接吻)
1868年
愛情熱
フランスの画家カロリュス=デュランによる作品。「Le baiser」はフランス語で「接吻」を意味する。
のちに上流階級の肖像画家として名声を得るデュランだが、本作は彼自身と新婚の妻(画家のポーリーヌ・クロワゼット)の親密なひとときを描いた、自伝的で極めて私的な二重肖像画(自画像)である。
神話や歴史上の人物ではない、現実の世俗的なカップルの愛情をこれほど率直に描いたことは、当時としては非常に革新的であった。
若き日の彼はギュスターヴ・クールベのリアリズムに影響を受けており、本作でも抑制された色調と控えめで優しい筆致が用いられている。
暗い背景から浮かび上がる妻の白いドレスや赤いショール、髪に飾られたバラが、二人の静かな情熱と官能性を美しく伝えている
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