『エニグマ変奏曲』14人の肖像画すべてをめぐる旅

後期ロマン派 友情

『エニグマ変奏曲』14人の肖像画すべてをめぐる旅

エドワード・エルガー

2026.5.8

エニグマ変奏曲(独創主題による変奏曲 作品36) 1899年作曲

「今のメロディ、素敵ね。それは何?」1898年、秋の夜。仕事から帰り、ピアノの前でとりとめもなく指を動かしていたエルガーに、妻アリスが声をかけました。「たいしたものじゃないよ。でも……何かできそうな気がするんだ」エルガーはそのまま鍵盤に向かい、身近な友人たちの顔を思い浮かべました。「あいつなら、こんな風に気難しく歩くかな」「彼女なら、こんな風に明るく笑うだろうか」ひとりひとりの性格や口癖、笑い方を音符で描き、妻に誰のことかを当てさせる。そんな、あたたかな「音の似顔絵」から、この歴史的な名曲は生まれたのです。第1変奏:C.A.E.(キャロライン・アリス・エルガー)【最愛の妻】 テーマから間髪入れずに始まる、優美でロマンチックな旋律。エルガーの人生を支え、才能を誰よりも信じたアリスへの、心からの愛情が溢れています。第2変奏:H.D.S-P.(ヒュー・デイヴィッド・ステュアート=パウエル)【アマチュアのピアニスト仲間】 彼がピアノを弾

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