The Bath, Jávea(水浴、ハベア)

1905年

家族ルミニスム(外光派)

ごつごつとした岩場に囲まれた、スペイン・ハベアの海辺。 遠くの水平線は岩で遮られており、そこはまるで家族だけのために用意された秘密の天然プールのようである。

手前の砂浜で無邪気に背中を向けている裸の少女は、画家の10歳になる末娘エレナ。 そして少し離れた薄暗い青色の水景のなかには、妻クロティルデと長女マリアの姿が佇んでいる。

輝く水面と柔らかな肌を捉えた本作は、裸の子供たちを題材とした彼の代表的な連作のひとつである。 1909年にニューヨークのヒスパニック・ソサエティで展示された際、その見事な色遣いと生々しい水の表現は『ニューヨーク・タイムズ』紙からも絶賛され、同年よりメトロポリタン美術館の所蔵となっている。

果てしない海を広く描くのではなく、あえて視界を岩で切り取ることで生まれた、閉ざされた親密な空間。 そこには、地中海の美しい光とともに、水辺でくつろぐ最愛の妻と娘たちを見つめる父親の、深い愛情と温かな眼差しが永遠に閉じ込められている。

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スペイン

ホアキン・ソローリャ

1863 – 1923

スペイン・バレンシア出身の国民的画家であり、印象派や外光派(ルミニスム)の巨匠。

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