「もうダメかもしれない」と、すべてを投げ出したくなる瞬間があります。
真っ暗な穴の底に落ちて、そこから抜け出す方法が全くわからないとき。
でも、そんな深い暗闇のなかにいたからこそ、初めて気づくことができた「小さな光」があるはずです。
美しい金色のなかに潜む、不穏な影

グスタフ・クリムト『希望 II』1907-08年、ニューヨーク近代美術館(MoMA)蔵
鮮やかな模様をまとった女性が、ふっくらとしたお腹に優しく視線を落としています。
しかし、そのお腹のすぐ下をよく見てみてください。

そこには、こちらを覗き込むような「頭蓋骨」がひっそりと描かれています。
命の誕生を描く絵に、なぜ「死」の象徴が潜んでいるのでしょうか。













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